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みえるもの・みえないもの
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僕が、高校生だか、浪人生だかの時、

新宿のデパートで中川一政展を見た。

この人は画家。

それいらい僕は、いまでも尊敬している。

というのは、とても自由な絵だなと思ったからだ。

で、もひとつの理由は、文章がうまい。

芸術家で文章のうまい人は多い。

みんなが変人だと思っているひとでも、

文章はとてもうまいしわかりやすい。

例えば、有名なところで岡本太郎や横尾忠則の文章を読むと

とてもまともな文章だなと思う。

でも、当時は高校生だったので、今読んだらどうかわからない。

当たり前でつまらないやと思うかもしれない。

何でも、体制に反対すものにあこがれるのが若さなのかな。やはり。

で、それはそれとして、中川一政について

「芸術は、美しいかではなく生きているかが大事だ。」

確か、こういう内容のことが書いてあった。

で、今でもまったくその通りだなと思っている。

言葉面の問題ではなく、スピリッツの話だと思う。

いつものように面倒なので説明しない。


僕が、こうやってブログを更新するときは、

パソコンに向かって困っているときだと今気がついた。

わざわざ読んでくれている人には悪いがほんとただの独り言だ。

でも昔から考えていることだからそんなに自分では間違ってないと思う。


中川一政は僕が大学1年生の時に死んだ。

マリオという油絵科の友達が唯一知っていた。彼もファンで

そのことについて色々話したけど覚えてないや。

一つ覚えているのは、俳優の緒方拳がこの人の弟子になった。

で、絵と文章を一枚に描いて見せたところ

中川一政が渋い顔をしたので、「先生、この文章は無いほうが良かったですかね。」

といったら、「絵も無いほうがいい。」といわれた話。

これは、当時は、冗談としての面白エピソードだと思っていたけど、

そうではない。この場合、絵と文は2つで完成であって片方では成立しないのだ。

のび太とドラえもん。チョット違うけど、全体でバランスをとっているということだと思う。

ちなみにマリオというのはあだ名で日本人でサッカーがうまい。

だから中川一政は、知っていて損は無い芸術家だと思う。

わざわざ読んでくれた人も無駄ではないと思うことにした。

ついでに言うと、ピカソはそんなに自由にかって気ままに、

絵を描いていたのかというのは、疑問がある。

ピカソの絵を見るといつも縁の中をはみ出さないように

きれいに塗っているなと思う。

だから子供のように自由にではなく、もっといろいろなことを考えて

描いていたのだと思う。

さらについでに言うと新しい乃木坂の美術館のショップで

ピカソの小さな犬のスケッチを大きく伸ばしてカタカナで「ワンコ」と銘打って売っていた。

すごいギャラリー根性だと思った。

さらについでに(しつこいか)美術館の設計は黒川紀章なのだけど黒川紀章って

オノヨーコに似てると思う。

これでほんとに終わり。
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