みえるもの・みえないもの
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この前夕飯を食いながら、思わず中学生日記なるドラマを見た。
理由は、テロップで中庭登校とあったので。ん、何だそりゃとおもって。
内容は、不登校の女子学生が、親に学校に行けといわれたので学校には来たが、
教室に入れとは言われていないので、校舎前の植木の下に一日座っている。
先生たちは、屁理屈いうなといってあきれている。病気でも無いので保健室に行く気も無い。
あの子をわかってあげたいと一人悩む関西人のお兄さん先生。
休み時間に、みんなにからかわれながらもずーと座っている。
そのうち、女子の3人組みが一緒に座らせてと頼んできたり、
クラスのいじめられっこの男子が教室を抜け出して相談にきたり。
彼から見ると、何かを悟っているように見えるらしい。
座っている本人の手のひらには「戦う」とマジックで書いてあって
本人なりにずいぶんとがんばっている。
よく出来ていたドラマと思う。
中庭の空間的性質や意味合いががうまく描かれていたと思う。
この中学生日記というドラマがどうつくられているのか知らないけど、
実話のベースがあるのかもしれない。
なんか、へんな設定のくせにリアリティがある。
中庭でなくて植え込みだし。
去年だかインドで少年が木のうろの中でなまず食わずで瞑想していた
というニュースがあったが、そういう感じがした。
僕が中学生の時は、学校に行かない選択肢なんて考えもつかなかった。
かといって勉強しに行くわけでもないし、一体何しにいってたのだろう。
ちょっと思い出したのでスケッチで描いておいた。
専門家として言わせてもらえば、
場と場をつなぐ中庭のような中間領域は・・・多様なアクティビティを誘発し・・・
などというつもりは無い。その場所を見つけた女学生が偉いのだ。
ところで、近所の公園で朝いつも大木に抱きついているご婦人がいる。
大きな木の下というのは、それだけで心強いのかもね。
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